デザイン事務所に依頼する経営者のほとんどは、店舗設計はおろか、店舗デザインそのものにも無頓着であるのが普通です。ですからどうしても経営者のコンセプトと、プロのデザイナーのイメージとがリンクせず、設計に時間が掛かります。
その時間を短縮できるのが3Dパース等の道具ですが、それらを用いても両者のイメージの差を埋めることは至難の業です。特にライティングは高度な知識と感性を求められる領域であり、デザイン事務所が実際に存在する店舗のライティング例を紹介するなどして、経営者に基本的な勉強をお願いすることになります。また、素材も経営者の頭の中には入っていないことが多く、デザイン事務所には多くのサンプルが用意されています。
デザイン事務所には複数のデザイナーが在籍していますから、クライアントが指名することもできます。但し、必ずリクエストが通るとは限りません。デザイナー個々人は常に複数の案件に携わっているため、手の空いているデザイナーから選ばれることになります。
参考記事 : 効果的な照明 - リフォームで安らげる空間づくり