まず借金取引の資料として有効なのはATM明細書だと思います。借金の返済や、小口の借入れをしたときに機械から出てくるATM明細書が見つかれば、それだけでも安心材料と言ってもよいのではないでしょうか。まずは、その資料が見つかりそうなところ、例えばこれまでの明細書が入ったファイルや引き出しの中、買い替える前のお財布の中などを調べてみましょう。
銀行の預金通帳に挟まっているなんてこともあるかもしれません。一枚でも出てきてくれるのなら、それだけでこれまでの過払い金が戻ってくる可能性のある大事な手掛かりとなるのです。あきらめずに一度探してみましょう。
また、銀行振込で借入れや返済を行ったことがあるのであれば、預金通帳の記載を調べてみることをオススメします。使い終わった預金通帳を捨ててしまって手元にないという方、ご安心ください。銀行の窓口で頼めば、過去10年分であれば、これまでのお金の出入りを記載したものを印刷して郵送してくれるようです。親切な信用金庫等だと25年くらい前のものでも出してくれるそうですよ。
もし最初の借入日を探し出すことが出来なかったとしても、貸金業者が開示してきた取引経過の最初の日より前に一つでも借入れ・返済があるとわかるのであれば、開示された取引経過は途中からしか開示されていないことになります。その点もよく注意してみておく必要があるでしょう。