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電話等での見積り依頼の限界

投稿日:2020年6月15日 更新日:

出版関係に知り合いもない人が、自費出版したいと考えた時、まずしなければいけないのが見積りをとることではないでしょうか。これがなかなか複雑で実現を妨げる原因となっているかもしれません。そこで、次のようなことを念頭において頂けるとよいかと思います。まず電話だけで見積もり依頼を済ませるのは、基本的に難しいと思います。なぜなら、見積りをしてもらうため提示すべき条件が、いろいろありすぎて、業者の方でも受けつけてもらえないと考えた方が良いでしょう。せいぜい電話でできることと言えば、対応してもらえるかどうかの打診と、条件提示後の詳細内容について、連絡をやり取りするぐらいと思っておいて下さい。見積依頼に際し、最低提示が必要な項目として、依頼する本の種類により多少変動はありますが、以下の項目が挙げられます。判型(A4判等)、総ページ数、発行部数、印刷形式、製本形式、本文の刷り色、本文用紙の種類、カバー・帯の有無とそのPP(表面処理)加工の有無、口絵の有無、写真等の有無と点数、原稿状態(手書きorデータなど)。いかがですか。これだけの条件を提示してあげないと、ある程度まとまった見積りはできないということです。項目によっては、業者に確認しながら決めることもあるでしょう。そこへいくと、印刷会社等のホームページで紹介されている見積り依頼サイトでのやり取りなら、まだ提示されている項目を網羅すればできるかもしれませんが、内容によっては、こちらも聞きながら回答しなければいけないことも出てくるでしょう。ここで、原稿の送付まで求められることは、ほとんどないと考えておいてもいいでしょう。逆に、求められた場合は、見積り依頼というより、仕事の依頼に近くなってしまい、双方後々やり難い面も出てきますので、ケースバイケースと考えておくべきかもしれません。ただ、依頼者と出版会社等が距離的に離れており、会って話すのが実質難しい場合も有るので、そういう場合は臨機応変、お互いできる範囲での対応を模索していった方がいいと思います。ある意味、そういった対応をとってくれる業者であれば、好意的と判断して積極的に問い合わせできるかもしれません。

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