売れる店には、看板メニューが存在していることが多いとされています。看板となるメニューがあることで、その店がどんな店か伝わりやすくなりますし、商品が分かりやすいために人に紹介もしやすくなるのです。しかし、そもそも看板メニューということが伝わらなくては意味がありません。メニューブックが雑多なために、その店の売りが全く分からないということではマイナスの印象を与えてしまいます。看板メニューは奇をてらったものである必要はありませんが、「骨まで食べられるほど柔らかい」など、キャッチコピーがつけられる程度の特徴は持っておかなくてはなりません。
人が視覚から受け取る情報は多く、メニューブックを見る時にもある程度の傾向があると言われています。まず、当然ながら人は目立っているものに注目します。派手な色合いであるものや、文字の大きなものがこれに該当します。メインとなる商品は、当然ながら目立たせておかなくてはなりません。他に、人は読んでいく方向で視線の動きが決まります。縦書きであれば右上から下に読んでいき、横書きであれば左上から下に読んでいきます。はじめに目に入る部分は印象に残りやすいので、このテクニックを使ってみても良いでしょう。他にも店内にポスターとして看板メニューを貼り付けることや、余裕があるようならキャラクターを作ることなども効果的です。メニューブック自体を印刷し直すことが難しいのであれば、別途でおすすめメニューとして作成しても良いかもしれません。
お店の売りである看板メニューは、まずお客様に知ってもらってこそだと言えます。何がメインか分からないような雑多な印象を与えないためにも、しっかりと定めてアピールしていく必要があるでしょう。