本を作るためには、たくさんの原稿を書かなくてはなりません。時には、膨大な量のデータも必要になります。
では、どうしたらたくさんの量の原稿が書けるのかを、考えてみましょう。
それには、テーマを決めることが重要です。テーマさえ見つけられれば、長い文章を書くことは、それほど難しくありません。
それは、ズバリ、自分のことを書けばいいのです。自分の人生の中には、たくさんのテーマが隠されています。
それを、いかに見つけるかに掛かっています。長い人生を歩んでいれば、いろんな経験をしているはずです。
自分の人生は、平凡で、書くことなど何もないと言う人もいるでしょう。ですが、その平凡な人生であっても、あなたと同じ人生を歩んできた人は、他に一人もいません。
ご近所さんも、会社の同僚も、あなたの人生とはかけ離れています。あなたの人生は、あなたのオリジナルです。
一度も転職をせず、リストラにはならなかったけれど、一生、平社員で、妻との仲もそこそこ。子供は、反抗期を過ぎて、一人前になり、これと言った趣味もない。贅沢さえしなければ、暮らしてはいける。こんな普通の人生のどこにテーマがあるというのだ、と言う人もいるでしょう。
しかし、一見、普通に見える人生にも、心の中には、相当な葛藤があったはずです。どこにも寄り道もせず、会社と家を往復していても、感情がない人間などいないのです。良く思い出して下さい。同僚が出世をした時、あなたは何も感じずにいられましたか?
また、全く何も感じなかったのなら、それはそれで面白いテーマになります。穏やかな人生は、返って珍しいのです。
書き方次第では、読者の心を掴むことに、成功するでしょう。